アリーナも遠征も全力で乗り切る!「推し活」を一生楽しむための大人の体力づくり

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目次
1.    はじめに:推しは輝いているのに、私の膝は笑っている
2.    遠征はもはや「修行」。大人女子に立ちはだかる肉体の壁
3.    精神年齢は10代のまま、肉体だけが年を取る悲劇
4.    「推し活寿命」を延ばすための、大人の体力メンテナンス
5.    遠征前の駆け込み寺!細胞から推しを迎え撃つ準備
6.    おわりに:来世ではなく、今世で推し続けるために


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1.はじめに:推しは輝いているのに、私の膝は笑っている

「チケットのご用意ができました」

スマートフォンの画面にその文字が躍った瞬間、私たちの脳内には大量の快楽物質が分泌されます。

神様、仏様、チケットセンター様。

日頃から徳を積んできた甲斐があったと、天に向かって感謝の祈りを捧げることでしょう。

しかし、歓喜の舞を踊った翌日、ふと冷静になって気づくのです。
「あれ、前回のドーム公演のあと、3日間くらい腰が痛くて使い物にならなかったな……」と。

ステージの上でスポットライトを浴び、汗一つかかずに(あるいは美しい汗を輝かせて)歌い踊る推しは、まるで不老不死の妖精のよう。

しかし、アリーナ席で見上げるこちらの現実はどうでしょうか。

開演前すでに物販の列で体力を削られ、3時間立ちっぱなしの足はむくみでパンパン。
興奮で震えているのか、単に膝が笑っているのか、自分でもよくわからない状態に陥っていませんか?

35歳を過ぎた大人女子の推し活。それは愛と情熱だけで乗り切れる甘いものではなく、自らの肉体との過酷なサバイバルゲームなのです。

2.遠征はもはや「修行」。大人女子に立ちはだかる肉体の壁
推し活において「現場(ライブや舞台)」は神聖な儀式です。
特に地方遠征となれば、気合いの入り方も段違い。新しい服を下ろし、美容院でトリートメントをし、完璧な状態で推しに会いたいと願うのが乙女心というものです。

しかし、大人女子の遠征バッグはなぜあんなに重いのでしょうか。

うちわ、ペンライト(予備の電池含む)、双眼鏡、アクリルスタンド(複数体)、そして「念のため」と詰め込んだ大量の化粧ポーチやサプリメント。まるで家出か夜逃げのような大荷物を抱え、新幹線や飛行機に乗り込む頃には、すでにHP(ヒットポイント)の半分を消費しています。

いざ開演すれば、そこは戦場。

推しのカラーに光るペンライトを親の仇のように振り回し、トロッコが近づけば背伸びをして必死にアピール。

ふと我に返ると、肩甲骨のあたりに鈍い痛みが走ります。

「まさか、これって四十肩の初期症状……?」 
いえ、ただのペンライトの振りすぎによる筋肉痛です。

しかし、回復力の衰えた大人の筋肉は、そのダメージを翌日ではなく、翌々日に残酷なほど正確に届けてくるのです。

3.精神年齢は10代のまま、肉体だけが年を取る悲劇
推しを前にすると、私たちの精神は瞬時に10代の頃のピュアな状態へと退行します。キャーキャーと黄色い声(が出たつもりの声)を上げ、尊さに涙し、感情のジェットコースターに振り回される。

そのエネルギーたるや、思春期の中学生にも引けを取りません。

問題は、その荒ぶる精神を入れている「器(肉体)」が、確実に経年劣化を起こしているという事実です。
心は空高く舞い上がっているのに、肉体は重力に逆らえず地面にへばりついている。この「心身の乖離」こそが、大人女子の推し活における最大のトラップと言えるでしょう。

終演後、規制退場に従ってゾロゾロと駅へ向かう大人たちの群れは、さながら野戦病院から帰還する負傷兵のよう。

新幹線の座席に崩れ落ち、「最高だった……」と虚空を見つめながら、こっそり足の裏に湿布を貼る。それが私たちのリアルな姿です。

財力はついたのに、体力がついてこない。
お金でチケットは買えても、基礎体力は買えないのです。

4.「推し活寿命」を延ばすための、大人の体力メンテナンス
では、私たちはこのまま衰えゆく肉体を抱え、推し活をフェードアウトしていくしかないのでしょうか?

否。推しがステージに立ち続ける限り、私たちも現場に立ち続けなければなりません。
そのためには、日常的な「体力メンテナンス」が急務となります。

とはいえ、いきなりジムでハードな筋トレを始める必要はありません。
私たちが目指すのはボディビルダーではなく、「3時間のライブを笑顔で完走できる持久力」です。

まずは、日常の中で「歩く」ことを意識してみましょう。

エスカレーターではなく階段を使う。それだけでも、立派な下半身のトレーニングになります。そして何より重要なのが、使った筋肉やダメージを受けた細胞を修復するための「インナーケア」です。

ペンライトを全力で振った腕、重い荷物を背負った肩、そして推しを凝視し続けた眼精疲労。これらを回復させるためには、質の良い睡眠と、体の材料となる栄養素が必要不可欠です。

5.遠征前の駆け込み寺!細胞から推しを迎え撃つ準備
美容液を顔に塗りたくるのも良いですが、大人の美しさとスタミナは「内側」から作られます。特に意識したいのが、私たち大人女子が圧倒的に不足しがちな「タンパク質」です。

タンパク質は、筋肉だけでなく、肌や髪、爪の材料にもなる重要な栄養素。

「なんだか最近、ライブの翌日の疲労感が抜けない」 
「気合を入れて巻いた髪が、開演前にはパサパサになっている」

そんなお悩みも、実はタンパク質不足が原因かもしれません。

お肉や魚を毎日大量に食べるのは胃腸に負担がかかりますが、手軽に補給できるアイテムを取り入れるのも一つの賢い選択です。最近は、無理なく続けられて、美容成分も一緒に摂れるような大人向けの美味しいプロテインも増えています。

「マッチョになるための飲み物」という古い認識は捨てましょう。
今の時代、それは「推し活寿命を延ばすための魔法の粉」なのです。

遠征の1ヶ月前から、少しの運動とたっぷりの栄養補給を意識する。
それだけで、当日の疲労感や翌日の回復具合は驚くほど変わってきます。

細胞の隅々まで栄養を行き渡らせ、内側から発光するようなツヤをまとってこそ、胸を張って推しに会いに行けるというものです。

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6.おわりに:来世ではなく、今世で推し続けるために
「来世は推しの家の猫になりたい」
そんな妄想を抱くのも楽しいですが、やはり今世で、自分の足で現場に赴き、自分の目でその尊い姿を焼き付けたいものです。

推し活は、人生に彩りを与えてくれる最高のエンターテインメント。だからこそ、自分の体という「資本」を大切にメンテナンスしてあげてください。

疲労に負けない体と、みずみずしい肌を手に入れたあなたは、きっと今までで一番美しい笑顔でペンライトを振れるはずです。

さあ、次の現場に向けて、今日から少しだけ自分を労わる「ご自愛アクション」を始めてみませんか? 推しのために自分を磨く時間すらも、愛おしい推し活の一部なのですから。